アウトプレート工法は、両端に定着体を有するCFRPプレートを緊張して、既設構造物に固定、接着する工法です。
従来の連続繊維シート接着工法に比べ、CFRPプレートを緊張することによりコンクリートにプレストレスを導入することが可能なので、少ない補強材料で大きな補強効果を得ることができます。
資材が少なくて済むので、環境にもやさしい工法といえます。
緊張材として薄くて軽いCFRPプレートを使用しているので、大型の重機等を必要とせず、組立てが比較的簡単で、交通規制等も必要ありません。
また、緊張ジャッキの素材にアルミニュームおよびチタンを使用しているので、軽量で作業性に優れます。
一般的に使用されている炭素繊維シート接着工法(従来技術)では、「56日/24m」の施工量でしたが、OP工法を用いた場合、RC中空床版橋の標準的な
現場条件のもとで、「31日/24m」の施工が可能です。したがって、施工日数を「45%」短縮することが可能になります。
ポステンT桁の場合の標準工程を以下に示します。